自転車専用道について
ながれ橋〜嵐山間 自転車専用道とは
ながれ橋〜嵐山間 自転車専用道は、正式には「京都八幡木津自転車道線」という京都府道の一部分にあたります。
府道は、木津川「泉大橋」左岸と、桂川の「渡月橋」右岸とを結ぶ、全長45キロメートルに及ぶ自転車と歩行者の専用道路で、道路幅は、およそ3メートルほどです。
ながれ橋〜嵐山間は、このうちの24.8キロメートルを占めます。
府道は、全線「自転車歩行者専用道」です。
ながれ橋〜嵐山間 自転車専用道の大切さ
専用道のうち、府南部の中核都市である八幡市の名勝「ながれ橋」と、政令指定都市である京都市の観光地「嵐山」を結ぶ「ながれ橋〜嵐山間」を、初めて完走した時、私は、ことばでは表せないほど大きな感動を覚えました。
「え?ながれ橋から嵐山まで、自転車しか走らない道が、本当にあったんだ」と。
専用道の存在は知っていましたが、まさか本当に「ながれ橋」から「嵐山」までの長い距離を、自転車が自動車と一切道を共有することなく、安全快適に行くことができるとは、考えてもいませんでした。
都市から都市を結ぶ便利な道なのに、自動車が進入できないこういう道こそ、ますますこれからの社会が必要とする施設だと、心から痛感しました。
専用道の欠点
専用道には、いくつかの欠点があります。
1 道に迷いやすい
私がはじめて嵐山を目指した時には、地理的な知識の少なさもあってか、川端今出川まで行ってしまいました。そこで道の誤りに気がつき、大きく迂回して嵐山に着きました。
帰路は嵐山が始発点ですので、正規の自転車道を走って帰ることができると思いましたが、やはりルートが分かりにくく、専用道の全線を走ることがでませんでした。
2 店舗や自動販売機などが全くなく、それにトイレがほとんどない。
専用道内や専用道沿いには、生活に必要な施設がほとんどありません。
「店舗」や「自動販売機」などは不要としても、トイレが少ないのは本当に困ります。
サイトでは、これらを補う情報を提供しています。
専用道を快適に走るために
専用道を快適に走るためには、いくつかの点に気をつけなくてはなりません。
ながれ橋〜嵐山間の、およそ25キロメートルの距離を快適に走り抜けるためには、一般的なサイクリング時の準備以外に以下の点に気をつけましょう。
1 十分な量の飲料水を用意する。
私の自宅からは、往復でおよそ70キロメートルほどになるのですが、夏場などは2リットルのペットボトルが、空になってしまうこともありました。
走行途中で飲料水がなくってしまうと、せっかく走っている快適な専用道を降りて車が走っている一般道に入り、どこにあるか分からない店舗を探さなくてはなりません。
十分な飲料水を用意してから、出発しましょう。